人類の神殿

人類の神殿

イタリア ピエモンテにあるダマヌールの人類の神殿は、1992年に世界に公開されて以来、何千人もの人々が訪れています。

ギネスブックにも掲載され、「世界八番目の不思議」とも言われています。

元インド環境大臣であり、IUCN(国際自然保護連合)元会長でもあるアショク・コスラ氏は、「ダマヌールと人類の神殿は、21世紀において、聖フランチェスコの時代のアッシジに匹敵する存在です。どちらも、私たち人類すべての幸福と尊厳への深い献身、そして他の生き物とすべての被造物への最高の敬意を象徴しています。」と言いました。

手作業で岩を掘り、絵筆を用い、ガラスやモザイクのピースを用いてつくられた神殿は、素晴らしい芸術作品です。しかし実は携わった誰もが、芸術家としての訓練を受けたことはありませんでした。人々が持つ創造性、芸術性、情熱を発揮して、この壮大な仕事が成されたのです。

皆の手と創造性のおかげで、人類の神殿を共に建設することで私たちは形作られ、試され、変革され、共通の理想と意味を持つ偉大な作品を創造することができました。

古代の伝統によれば、この地域は地球の重要な エネルギーポイントであるため、私たちはそこに神殿を建設しました。

私たちは愛と献身をもって神殿を建設し、私たちのスピリットを高め、人類の深い倫理性への信頼を強めるための象徴、芸術的、建築的要素の道を作りました。 

これがダマヌールの創設者であるファルコ・タラッサコの意図でした。世界中の人々がより多くの夢を持ち、皆で自分自身の内なる愛と希望への道を見つけるように刺激を与えることです。

 

人類の神殿は人類の物語を語る立体的な本であり、知識と記憶の器です。絵画やガラス、モザイク、彫刻、金属で作られた、一見シンプルな芸術的な精巧さのように見えるものでさえ物語を語り、それぞれの作品の機能を説明します。ドアや窓の構造についても同じことが言えます。

すべての建築的ディテール、すべての寸法、角度、形、色には意味があり、形状と比率の正確な規範に従っています。すべての装飾の基盤となっているのは、ダマヌールの神秘的な伝統に属する古代言語の表意文字(聖なる言語)です 。

神殿は8つの部屋からなります。青の神殿、迷宮のホール、勝利のホール、大地のホール、金属のホール、水のホール、球体のホール、鏡のホールです。

神殿の中で瞑想することにより、各ホールの持つエネルギーとつながり、自己の内面、スピリチュアリティを高めていく助けとなるかもしれません。

私たち人類に内在する神性の目覚めのための空間とも言える人類の神殿は、人間の次元と神聖な次元との架け橋になることでしょう。

世界中の人々が、自分自身の内なる愛と希望への道を見つけられますように。

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